泰明小学校



泰明小学校

所在地: 中央区銀座5-1
建築年: 昭和4年(1929)
設  計: 東京市土木局建築課
施  工: 銭高組
構  造: 鉄筋コンクリート造
      地上3階地下1階
特  徴: 震災復興学校の代表作
      校門のごつごつとした装飾や
      連続した半円形の窓に、表現
      主義の影響が見られる


 関東大震災によって、東京市立小学校の3分の
 2が倒壊、消失したことを受け、東京市はその復
 興にあたって、徹底的な不燃化と耐震化を進めま
 した。

 このような復興小学校は117校あり、大正の末
 から昭和の始めにかけて建てられています。すべ
 て鉄筋コンクリート造の建物です。

 設計担当者により多少の違いはありますが、高
 いデザイン性を有した建物が多いといえます。

 泰明小学校は、それらを代表する建物といえます 

震災復興小学校の多くに見られるものとして、連続した半円形の窓があげられます
校舎建築はとかく単調なものになりがちなものを、こうした細部の工夫で補っているようです
また、復興小学校には、隣接地に小公園を併設しているものが多く、
その数52にのぼります

泰明小学校にもそのような公園が併設され、今では数寄屋橋公園として
市民の憩いの場所になっています。 公園の向こうに見えるのは体育館
手前の像は岡本太郎の手になる彫刻です

なお、この学校は島崎藤村や北村透谷が卒業したことで知られています








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