聖路加国際病院



聖路加国際病院

所在地: 中央区明石町10
建築年: 昭和7年(1932)
設  計: アントニン・レーモンドほか
構  造: 鉄骨鉄筋コンクリート造6階建
特  徴: 十字架のある尖塔をシンボル
     にしたネオゴシック様式の建築物
     装飾はアールデコ調





聖路加国際病院は、1902年にアメリカ人宣教師ルドルフ・トイスラーによって創設されました。以前からあった既存の病院を買収したものでしたが、その建物は関東大震災によって消失しました。現在の建物は、チェコ人で日本の建築史に大きな足跡を残したアントニン・レーモンドによって設計されたものです。(一部バーガミニーらが協力)

十字架を戴いていることからわかるとおり、宗教性を強調した建物であり、病院でありながら、らいは礼拝堂を併設しています。そのこともあってか、病院とその周辺は、米軍による空爆をのがれることができました。


建物は近年、礼拝堂のある尖塔部分を残して改築されています。
また、隣接する超高層ビル聖路加ガーデンタワーは、1992年に建てられたもので
アメリカ・ユタ州ソルトレイクシティのセント・マークス病院をモデルにしています。
展望台に上がると、隅田川の河口付近が一望できることで人気があります。








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