国立代々木競技場所在地: 渋谷区神南2建築年: 昭和39年(1964) 設 計: 丹下健三 施 工: 清水建設・大林組 構 造: 鉄筋・鉄骨コンクリート造 特 徴: 丹下健三の代表作 世界に例のない吊り屋根方式で 美しい流線型の外観が明治神宮 の森と調和 |
国立代々木競技場は、東京オリンピックのための施設として建設されました。6年前に行われたアジア大会のためには、神宮外苑の陸上競技場が作られましたが、新たに大規模な水泳会場としてメインアリーナが、また屋内球技場としてサブアリーナが作られたものです。 オリンピック終了後、夏は日本最大のプールとして各種大会が行われ、冬は氷を張ってアイスリンクになります。また、1万人以上の観客収容能力を生かして、バレーボールや室内テニスなどの大会に用いられるほか、近年ではコンサート会場としても使われています。 |
|
本件建物は吊り屋根方式を採用した結果 柱のない巨大で開放的な屋内空間を作り出しています また 岡本太郎の手になる彫像を配置するなど 芸術的な配慮にもすぐれています 屋上プロムナードは道路に接続されて周囲の公園と一体化し 市民の憩いの場としての機能も発揮しています この建物はオリンピックの開催に間に合わせるため突貫工事で建設され 要した年月わずか18ヶ月 開会式の直前に完成しました |