上野東照宮



上野東照宮

所在地: 台東区上野公園内
建築年: 慶安4年(1651)
構  造: 木造平屋
特  徴: 権現造りの神社建築、
      安土・桃山時代の技術を集大成
      したものです
      唐門は唐破風造り四脚門





東照宮とは徳川家康を祭る神社です。日本全国にあり、とくに日光のものが有名ですが、上野の東照宮は家康の死後間もない頃に建てられ、建築市場重要な価値を持つものです。明治40年、国宝に指定されました。

最初は寛永4年(1627)秀忠の時に建てられましたが、家光の代になって大改修するにあたり、金箔塗り極彩色の華麗なものになりました。

戊辰戦争の際には、上野の山全体が火炎に包まれるなか、奇跡的に生き残り、震災や戦災も免れて、今日に貴重な姿をつたえています。


東照宮は、権現造りを採用しています
唐門の奥に、拝殿、幣殿、本殿が順に並び、その周囲を透塀で取り囲んでいます
拝殿は間口7間、奥行4間、幣殿、本殿とともに銅葺屋根ですが
拝殿正面には千鳥破風がつけられています


拝殿は、唐門とともに金箔を塗った金色堂でしたが
現在では大部分がはがれてしまっています








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