第一生命館



第一生命館

所在地: 千代田区有楽町1
建築年: 昭和13年11月
設  計: 渡辺仁 松本与作
構  造: 鉄筋鉄骨コンクリート造8階
      地下4階
特  徴:  シンプルな外観と堅牢な構造
      をもつ 様式建築からモダニズ
      ムへの過渡的建築物




第一生命館は、戦後日本を占領統治したGHQが置かれたことですっかり有名になりました 

この建物は空襲にも耐えられるようにと、実に堅牢に作られていたといいます。また 屋上には対空射撃の砲門が置かれたりして 戦時色の強いものでした。そんなことが GHQの関心を引いたのだといわれます

平成7年(1995)、このビルは隣接する農林中金のビルと共に再開発され、DNタワービルとして生まれ変わりました。その際高層ビルの基層部分に、従前の躯体をはめ込む形で、現在のような形になりました。


明治生命館とは異なり、このビルは建替えにあたりいったん解体されたうえで、
旧来の設計をいかして再現する方法がとられました。
そのためか、シルエットが大きくかわり、従来との連続性が
薄くなってしまったようにも感じられます








東京を描く建築遺産INDEX