この日、散人が描いた一枚。
鳥茶屋前の石段を描きました
東京を描く市民の会の月例スケッチに、散人が始めて参加したのは、2005年9月に行われた神楽坂での大会でした。ここでのスケッチが楽しかったので、その後散人は描く会に加入して、たびたび会の行事に参加するようになったのでした。
2005年9月25日 神楽坂
当日は曇りがちな空ながら、数十名の会員が神楽坂の毘沙門天境内に集まり、地元の人の案内で界隈を一周したあと、思い思いに気に入った風景を描きました。
大会は10時に始まり、3時に再集合して、青空展覧会を開き、描いた絵を寄せあっては、互いに批評しあうというものでした。
地元の街づくりの会の人たちに案内されて、街のあちこちを歩きます。
毘沙門天前の路地の奥に、一見の飲屋さんがあります。
伊勢藤という店で、呑み助さんの間では有名な店だそうです。
古風な建物に味わいがあり、絵になる風情にとんでいるので、これをテーマに描く人が多いといいます。
神楽坂は、その名の通り坂の多い起伏にとんだところです。
これは、そんな坂道にひとつで、坂を挟んでは、鳥茶屋といううどん屋さんと、洋式クラブの建物が向き合って立っています。
地元の人の話によれば、戦後この地域は開発の波に乗り遅れ、道路の拡幅や市街地の再開発もなかったおかげで、かえって昔のままの姿が今に伝わり、東京でも有数の風情にとんだ街として残されたそうです。
本多横町という路地です。狭い道を挟んで飲屋やら飲食店が立ち並び、東京の昔ながらの繁華街のたたずまいを感じさせてくれます。
スケッチする会員の皆さん。
これは伊勢藤の近くです。
伊勢藤の先の坂道を下っていくと、こんな風景画現れます。
古風な板塀としゃれた石畳が、なまめかしさを感じさせます。
道端に座り込み、石畳の上にスケッチブックを広げて、無心に色をおく女性。
楽しそうですね。
月 例 ス ケ ッ チ レ ポ ー ト