東 京 の 川 と 橋 ・ 写 真 集

和泉橋



   形  式: 鋼アーチ橋
   橋  長: 35.8m
   橋  幅: 44.0m
   架設年次:昭和5年(1916)






徳川時代の初期、美倉橋とほぼ同じ頃に架けられたものと思われます。その頃から既に和泉橋と呼ばれていたようです。近くにあった藤堂和泉守の屋敷に因んで名づけられたようです。

ちなみに、この橋を通る通りは、今では昭和通りですが、昔は通りの幅も狭く、和泉橋通りと呼ばれていました。

徳川時代には、無論木橋でしたが、明治25年(1895)に錬鉄製アーチ橋、大正5年には、鋼アーチ橋に架け替えられています。

現在の橋は、震災復興橋梁の一つとして、昭和5年に架けられました。

浅草橋から始めて、左衛門橋、美倉橋と続く同一デザインのアーチ橋は、この橋にも取り入られています。設計者の強い意志があったものと思われます。

この橋は、昭和通りを通すことから、ほかの橋の倍の幅員があります。









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