漢詩と中国文化
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杜陵絶句:李白


李白の五言絶句「杜陵絶句」(壺齋散人注)

  南登杜陵上  南のかた杜陵の上に登り
  北望五陵間  北のかた五陵の間を望む
  秋水明落日  秋水 落日明らかに
  流光滅遠山  流光 遠山滅す

長安城の南杜陵の上に登り、そこから北のかた五陵の間を望む、川の流れに落日が反映し、流れ行くその光は遠い山々の間に消えていく


杜陵とは漢の宣帝の墓稜で長安の東南にある。小高い丘の上にあり、見晴らしが良いところだ。五陵は長安の北西咸陽原にある墓稜で、高祖劉邦ほか漢の五帝を祭っている。

李白は杜陵の上からはるか北の方向を望んだといっている。前景には長安の街並が広がり、遠景には五陵の輪郭が胃水の流れに映っていたことだろう。






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