漢詩と中国文化 |
HOME|ブログ本館|東京を描く|水彩画|陶淵明|英文学|仏文学|西洋哲学 | 万葉集|プロフィール|BSS |
キ州歌十絶句其七:杜甫 |
杜甫の七言絶句「キ州歌十絶句其七」(壺齋散人注) 蜀麻呉鹽自古通 蜀麻呉鹽古より通ず 萬斛之舟行若風 萬斛の舟の行くこと風の若し 長年三老長歌裏 長年三老長歌の裏 白晝攤錢高浪中 白晝錢を攤す高浪の中 蜀の麻と呉の鹽とは昔から交易がある、二つの国を結ぶ萬斛船は風の様な速さで行き来する、船長と舵取りは鼻歌を歌い、客たちは高波の中で昼から博打をする 長江を上下する船のさまを歌う。長年はさお方、三老はかじ方をいう。また錢を攤すとは博打を打つことをいう。 |
前へ|HOME|杜甫|次へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2009-2011 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |