日本語と日本文化
HOME | ブログ本館東京を描く日本の美術日本文学万葉集プロフィール | 掲示板




成島柳北を読む


今日成島柳北の文業を正しく評価するものはほとんどいない。その著作のうち書肆に出回っているのは「柳橋新誌」くらいである。だが、これが今日の若い読者にはとっつきにくいのである。まず文体が漢文調で書かれていて、漢文の素養に乏しい読者には、読むにも相当なエネルギーを要する。しかも硬い漢文の裏側に、徳川時代以来の諧謔が込められていて、一筋縄の表現ではない。しかし忍耐強く読み進んでいくと、これが滅茶苦茶に面白い。その面白さは、ひとつには言葉遊びの精神に、もうひとつには時代に対する批判の精神に由来していると、筆者などは考えている。そんな成島柳北の洒落た文章を堪能してみたい。


成島柳北の西洋旅行記

パリの成島柳北

成島柳北と朝野新聞

成島柳北の投獄記

辟易賦:成島柳北讒謗律を風刺す

柳橋新誌:成島柳北の時代批判

成島柳北「航薇日記」

柳北仙史熱海文藪


永井荷風の成島柳北論




HOME






作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2015-2018
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである