愛のときめき 七 |
エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ すらっと伸びた体をがっしりした腰が支え 長い腕を左右交互に大きく振り カモシカのような脚を蹴りだすようにして まるで野生動物のように颯爽と歩く そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ リズミカルに歩いていながら姿勢は決して崩れない 下半身は力強く 両腕もダイナミックに動くのに 君の肩は乱れることなくすべるように進んでいく まるで朝凪の海をゆく一隻の帆船のようだ そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ エイコ ぼくは君の歩く姿が好きだ 胸は風を孕んだようにさわやかにふくらみ 細い首の上にはひまわりのような笑顔が輝き 出会う人ごとに礼儀正しく挨拶を交わす そして君は歩きながら世界中に目配せをする そんな君の姿を見るとぼくは心がときめくんだ |
前の詩へ|HOME|目次|次の詩へ 作者:愛の詩人とその恋人
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