黒田記念館



黒田記念館
(東京文化財研究所黒田記念館)

所在地: 台東区上野公園内
建築年: 昭和3年(1928)
設  計: 岡田信一郎
施  工: 竹中工務店
構  造: 鉄筋コンクリート造2階建
特  徴: 外壁にスクラッチタイルを貼った
      クラシック風建築物





日本近代洋画の父といわれる黒田清輝の遺言をもとに作られた施設。黒田の遺作の保管・展示を行うほか、美術に関する調査研究を目的に、文化財研究所の前身である美術研究所が同館内に設置されました。

文化財研究所本体が、平成12年(2000)に移転したことに伴い、同13年(2001)創建当初の姿に戻す改修が行われました。

現在は黒田の作品の展示を中心に、一般公開されています。


外壁を飾るスクラッチタイルとは、煉瓦大の茶褐色のタイルです
縦方向にひっかき傷のようなものをつけていることから、スクラッチタイルと呼ばれているものです
フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルに採用して、一時流行になりました

岡田信一郎は、大正から昭和初期にかけて活躍した建築家
明治生命館や鎌倉国宝館を手がけています
従来の伝統的西洋建築様式から近代的鉄筋コンクリート建築への
移行を主導した人物とされています








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