横浜えの木亭:水彩で描く風景

横浜山手地区の高台には洒落た洋館群が立ち並んでいる。元町側から高台に通じる坂を上っていくと、途中元町公園の緑を望みながら、やがてエリスマン亭のある場所に出る。その瀟洒な洋館の向かい側に、小さいながら洒落た建物が見える。えの木亭だ。

色鮮やかで洒落た作りがなかなかよい。道を歩いている人は思わず立ち止まって、カメラのシャッターを切りたくなるというものだ。また日曜画家たちにも格好のモチーフと見えて、休日ともなればキャンバスやスケッチブックに向かう人々の姿が見られる。

かくいう筆者も、いまから10年近く前にこの建物を描いたことがあった。なにしろ絵を始めて間もない頃のことだったので、いまから見るととても満足した出来栄えになっていない。そこで今回改めて描き直したのが上の絵だ。

もともとは個人の邸宅として建てられたものらしい。今では内部を改装してカフェにし、傍ら手作りのケーキを販売している。筆者も横浜散策のついでに立ち入って、コーヒーとケーキのセットを頼んだことがあった。





                       
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