ロンドン塔
The Tower of London…..Founded by William the Conqueror in 11th century as a symbol of his power. Later known as a prison of royal enemies. Lots of nobles, including Anne Boleyn, Queen Elizabeth’s mother, got their heads cut off here.
ロンドンに来て最初に描いたのがロンドン塔である。その折は地下鉄の駅を出てすぐ、北側からの眺めをスケッチしたものだったが、この建物はテムズ川越しの眺めを描いたほうが絵になるのである。

正面の大きな建物がホワイトタワー。シェイクスピアの王権劇でおなじみのように、英国の歴史を彩るさまざまな事件の舞台となったところだ。手前の壁はもとロンドンの外壁の一部であった。

ロンドン塔にまつわる物語は数多くあるが、中でもエインズワースの小説が名高い。わたくしも中学生時代に読んだことがある。王権をめぐっての血なまぐさい争いが描かれており、すさまじいまでの人間の業に、少年の心をいたく揺すぶられたことを覚えている。

英国人にとっては、いまでもその名を聞いただけで、恐怖と想像力を喚起される特別の対象であるらしい。 







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