東京風景写真 | TOKYO TOWNSCAPES | |
HOME | ブログ本館 | 東京の川と橋 | 東京建築遺産 | 東京の祭 | プロフィール | 掲示板 |
築地市場:東京風景写真日 |
![]() 江戸・東京を通じて天下の台所ともいうべき魚河岸は, 長らく日本橋北詰にありました. 江戸前や近海で取れた魚は、 船に乗せられて隅田川から日本橋川をさかのぼり そこで荷揚げされて さばかれていきました 時代劇でおなじみの一心多助は,日本橋で仕入れた魚を桶に入れ それを天秤棒で担いで市中に売り歩いたと思われます この市場は関東大震災によって消失しました その直前 卸売市場法が制定されて中央卸売市場の整備運営は 市町村の役割とされていたため 東京市は築地にあった海軍用地を 借り受けて そこに新しい市場施設を建設しました それが今日の市場の始まりです 時に昭和10年のことでした 市場の建物は扇型の変わった形をしていますが それは汐留の駅から貨物線を引き入れるために そうなったとされています ![]() 築地市場の一日は夜が明けやらぬうちから始まります 前夜から運び込まれてきた魚は 早朝3時頃に卸業者の売り場に並べられ 早朝5時から中卸業者が参加してセリが始まります 中卸業者は競り落とした魚を解体して商品として自分の店に並べ 5時頃から街の魚屋さんや料理屋さんが仕入れにきます 11時頃には商いはほぼ終了し トラックなどが翌日の分の魚を運び込んでくる夜までの間 市場は落ち着きを取り戻します この日小生が訪れたのは正午前後のこと 市場の中は 既に取引が終って このとおり閑散としていました ![]() 築地市場では 一日平均4000トンの魚屋や野菜が入荷し およそ30億円が取引されるとのことです ![]() 中卸業者の店は 市場の面積の大きな部分を占めています 現在市場内には800余りの業者が店を構えています 最盛時には千数百軒もあったそうです ![]() 中卸業者の集まる一角は 市場の中の小さな街角のようです ![]() これは野菜の売り場 ![]() 魚のセリを行うところは 魚の種類ごとに決まっているようです 築地のメインはもちろんマグロです ![]() 築地市場には トラックのほか このように船で運ばれてくる魚も多くあります ![]() 市場内を往来する人々 ![]() 市場の一角には 業者や買い付けに訪問する人々のために このような飲食店街もあります どこもみな 新鮮な魚をネタに 飛び切りうまい食事を提供するとのこと (築地市場は、豊洲への移転に伴い、2018年10月に閉鎖されました) 築地界隈 | 築地市場 | 築地場外市場 | 鉄砲洲 |
HOME | 東京風景写真 | 築地・鉄砲洲 | 次へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2015-2021 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |