日本橋・江戸橋

北斎「江戸日本橋」

この絵には日本橋の名が冠せられているが
肝心の日本橋は　手前の群集の姿によって暗示されているのみで
背景にわずかに描かれているのは
一石橋と　その背後の江戸城並びに富士の姿である
北斎には　日本橋そのものを描いた絵はないとされている



広重「東海道五十三次之内　日本橋　朝之景」

この絵をご覧になった人は多いことだろう
広重の出世作であり　かつ代表作となった作品である
お江戸日本橋七つ立ちの
歌の文句そのものの光景が描かれている



広重「東都江戸橋日本橋」

手前は江戸橋
その左手奥に目立たぬように描かれているのが日本橋



広重「日本橋雪晴」

雪景色の日本橋の光景
手前が日本橋で　その奥は江戸橋である



広重「日本橋江戸はし」

日本橋と江戸橋の間には魚河岸があって
江戸の台所の役をつとめていた
手前の日本橋に　棒手振りらしきものが描かれている
遠景に描かれているのは江戸橋である








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