両国橋![]() |
北斎「御厩川岸より両国橋夕陽見」
現在の厩橋のあるところより南の方向を眺めた構図
両国橋は弧を描き
その先には 富士が見える
広重「両国橋大川ばた」
隅田川は場所によって名をかえ、
浅草川とか今戸川とか呼ばれることもあったが
両国橋より下流は大川と呼ばれた
そのなかで 大川端とは両国橋下流の右岸
つまり日本橋側のことをいった
絵の中で橋はゆるい弧を描き
手前に両国広小路の賑わいが描かれている
広重「東都両ごく」
両国橋よりすこし上流には神田上水が流れ込み
その河口には柳橋の遊郭街があった
この絵は 手前に柳を描くことによって
柳橋から 両国橋をながめていることを暗示している
広重「東都両国橋下}
両国橋のしたから 南の方向を眺めた構図
作者は船に乗っているのであろう
広重「両国花火」
有名な両国花火の絵
両国の花火は 川開きの景気付けとして
享保年間に始まったとされる
川の上流を玉屋 下流を鍵屋が請け負って花火を打ち上げ
見物人は たまやー かぎやー と叫んで気勢を上げたとされる
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