御茶ノ水・文化学院(25×34cm 2005年9月)

御茶ノ水へは若い頃から仕事の都合でよく足を向けた。また近年はこの一角にある病院にかかりつけになったこともあり、毎月のように訪れている。その折に街のあちこちを散歩してみるのだが、明大の裏手にある方向には、つい足を止めて眺め入りたくなるような景色が多い。文化学院のエントランスもその一つで、蔦のまとわりついた古風な壁にはアーチ上の横穴があき、その奥から中庭の明るい空気がもれ出てくるさまは実に絵になる眺めだといえる。

駿河台から神保町にかけては大小さまざまな学校が所狭しと櫛比し、東京のカルチェ・ラタンと称されるに相応しい光景を呈している。この地に何故こんなにも多くの学校が立地したか、その歴的経緯の一端を司馬遼太郎が論究したりしているが、明治以降多くの私学が集まってきた。

文化学院は大正後期に開学したというから、この地の学校の中では中堅どころなのだろう。美術教育でユニークな実績を有しているらしい。この学校に限らず、御茶ノ水界隈にはユニークな学校が多いようだ。





                
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