職安通り(25×34cm ヴェランアルシュ 2004年10月)

歌舞伎町の北側を画する道を職安通りという。職安の建物があるところから自然とそう呼ばれるようになったらしい。名称からしていかにもローカルなイメージだ。最近まで広く世に知られることもなかったのだが、南側に大繁華街を抱え、北側には東京有数のホテル街が控えていたので、遊び好きの若者達には名が通っていたようである。彼らは歌舞伎町で遊んだ後この道を渡り、大久保のホテルで一夜を過していたのであろう。

この道が著しく変貌するのは東京の国際化が本格化してからである。東南アジアの人たちがこの道の周辺に集まり、エスニックな店が目立つようになる。中でも韓国人の進出が著しく、最近ではこのあたりをさしてコリアンタウンと呼ぶまでになった。世界中の大都市はどこでもエスニックな部分を抱えているから、東京にエスニックタウンができるのも自然の勢いだ。むしろ今までなかったことが不思議なくらいである。

この絵は職安通りのエスニックな雰囲気を表現しようとして描いたものだ。原色の看板を掲げた店は台湾の郷土料理を売る屋台風の店である。




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