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築地獅子祭




      


築地獅子祭は、築地の鎮守波除稲荷神社の例大祭で、毎年6月に催されます。

波除神社はその名の通り、水難を除く神様です
もともとこのあたりは日比谷入り江の海だったものを
徳川時代の初期に埋め立ててできた土地でしたが
海が荒れて工事が難行している最中
海上から流れ着いた稲荷像をまつったところ ぴたりと波が収まったことから
以来人々の厚い信仰をえるようになったのでした

この祭の見どころは大きな獅子頭を担ぐことにあります
神社本神輿のほか、雄獅子、雌獅子があって このうち
3年に一度の本祭りでは、どれか2基を
それ以外のかげ祭りでは、どれか1基を町で話し合って担ぐという形を取っている由

雌獅子を担ぐことになった場合にはなるべく女性の肩だけで担ぐような工夫をしており
ここ2年間は雌獅子は女性だけで担ぎました
(ただし、かげ祭りで雌獅子を担ぐ事に決まった場合、男性も担ぐことがあるそうです)

この年(2005年)は本祭にあたり
威勢の良いお姉さん衆が重さ700キロの雌獅子を担いで
築地の街を練りまわりました

また築地は市場と切り離すことができない町ですので
本社御輿は市場の衆が威勢良く担いでいました

取材:2005年6月11日




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