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ダンテ・ガブリエル・ロゼッティ 詩の翻訳と解説 |
ダンテ・ガブリエル・ロゼッティ Dante Gabriel Rossetti (1828-1882) は、ラファエル前派と呼ばれる美術運動を主導した芸術家である。画家としては、伝統的な遠近法を無視した様式的な画風が、フランス印象派の共感を呼び、近代絵画の流れに直接つながるものだと、高い評価を得ている。また、詩人としても、独特の境地を確立した。特に「命の家」と題したソネット集は今日でも新しさを失わない。これは妻エリザベスとの愛を歌ったものだが、その愛は精神的であるとともに、肉感的でもあり、接吻や性交の喜びを官能的に歌い上げている。 |
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ロゼッティの詩には素直でわかりやすいものがある一方、「命の家」に収められたソネット群には韜晦なものが多い。それは肉欲を直接に表現することがはばかられたヴィクトリア朝時代の偽善的な風土を前提にしたものだからと考えられる。 ここではロゼッティのソネット集「命の家」から、ロゼッティらしさが最もよく現れている作品を選んで、管理人による翻訳と解説を載せ、併せてそれぞれの詩の原文を掲載した。 命の家 The House of Life 接吻 THE KISS 初夜の眠り NUPTIAL SLEEP 真昼の野辺 SILENT NOON 心の逃げ場所 HEART'S HAVEN 愛の命 LIFE-IN-LOVE 死を超えた愛 Through Death to Love 愛と死 Death in Love 彼女なしでは Without Her 最後の贈り物 Love's Last Gift 夢 Heart of the Night 上書き A Superscription 希望 The One Hope |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2010 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |