生きる喜び 十四 |
エイコ ぼくの隣に腰を下ろして この光り輝く星空を見上げてごらん ほら 君の頭の上に 天を横切るように 銀河の流れているのが見えるだろう その川岸にひときわ光って見えるのが コト座のベガ またの名を織姫星 その斜向かいにいるのがお相手の彦星 まるでぼくらのように見つめあってる 彦星より少し川下のあたりには 君の誕生星 射手座が見える 引き絞った矢は他の星を射るためだよ 君がぼくの心を射止めるように 反対側の空には北斗七星が見える 柄杓のような形がよくわかるだろう 柄杓の頭をたどっていくと その先に 大きく光って見えるのが北極星だ 北極星は地球の真北にあって 不動のまま他の星々を従えてるから 人は方角を知る拠り所としている 君をぼくが拠り所としているように |
前の詩へ|HOME|目次|次の詩へ 作者:愛の詩人とその恋人
編集者兼著作権管理者:壺齋散人 All Rights Reserved (c) 2009 メール: chimei_an05@yahoo.co.jp |