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メゾンエルメス、アルマーニ銀座タワー:銀座現代建築散歩




数寄屋橋交差点のかつてのソニー・ビルが解体されたことで、その東隣に立っていたメゾンエルメスの建物の全貌が現れました。この晴海通りに面した建物は、東西方向の間口が狭く、南北方法の奥行きが長いのですが、いままで隠れていた奥行き部分が、露出したというわけです。

エルメスにとって日本で唯一の旗艦店です。設計はイタリア人建築家レンゾ・ピアノ。パリのポンピドー・センターの設計で知られています。設計思想は、エルエスの提示したメゾン(家)を踏まえ、ファサード全面をガラスブロックで覆うというものです。レンゾ・ピアノは特定のデザイン・コンセプトにこだわらず、融通無碍な設計をすることで有名です。なお、竣工は2001年です。

上の写真は、晴海通りに面した部分。間口が狭いことがわかります。



これは、エントランス周辺。ガラスブロックが整然と積み上げられている様子がわかります。


(アルマーニ銀座タワー)

メゾンエルメスより一街区東側にアルマーニ銀座タワーが立っています。このビルは2019年にリニューアルしていますので、竣工時の外観とは異なっています。鹿島建設の設計で竣工したのは2007年。その際には、ブラック&ホワイトを基調とする外観でしたが、リニューアルを経て、いまではガラスを中心にした開放的なイメージを打ち出しています。

上の写真は、西側から晴海通りを隔てて斜め方向に眺めたもの。



これは、正面からの眺め。重厚なガラスの雰囲気が印象的です。



これは、エントランス周辺。ガラスが鏡のような働きをしています。




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