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東急プラザ:表参道の現代建築群




東急プラザの建物は、表参道と明治通りの交差点北東角に位置しています。設計は中村拓志(NAP建築設計事務所)で、2012年に竣工しました。中村は隈研吾建築事務所の出身で、代表作としてはZOZO本社屋などがあります。東急プラザの設計思想については、表参道のシンボルであるケヤキ並木との融合をあげています。建物の高さをケヤキ並木の高さにあわせ、その分地下空間を最大限利用するといったコンセプトです。

上の写真は、交差点の向かい側から、建物正面の全体イメージを望んだ構図。正面が交差点に向いていることが特徴です。壁は紫系の地味な色調で、まわりのケヤキの緑を盛りたてる役目に徹しています。また、屋上にも樹木を植え、建物全体として、ケヤキの緑との調和を図っています。なお、屋上の緑を当事者は「天空の森」と言っています。



これは建物の西側側面。上部の壁が、下部のガラス構造から浮き上がっているのが特徴です。

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これは建物の正面入り口。ガラス構造でできており、しかもそのガラスがミラーになっていて、複雑反射が繰り広げる幻想的なイメージが、長いエスカレーターを上り下りする人の目を楽しませてくれます。



これは建物の頂点部分。この建物は、屋上を広い緑の空間にしており、その緑の広場から眺めあげるような形で、塔状のものをこうして突き上げるように配置したというわけです。




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