増上寺三解脱門



増上寺三解脱門

所在地: 港区芝公園4
建築年: 元和8年(1622)
特  徴: 各層に屋根がつく二重門









増上寺は14世紀の開基とされ、もと紀尾井町にありましたが、慶長3年(1598)江戸城の拡張に伴い、の現在地に移されました。寛永寺とともに、徳川氏の菩提寺とされ、大いに寺勢を誇りました。寺域内には、6人の将軍が葬られています。

維新後、境内の広範囲が芝公園となり、また、戦災により、本堂、五重塔など伽藍の大部分を消失しました。

現在でも、昭和49年に再建された本堂を中心にして、大寺の風格を示しています。


増上寺の山門、三解脱門は、空襲に焼け残った貴重な建物です
この門をくぐると、三つの煩悩(貪、瞋、癡)から解脱できるとされています
門を正面および背後から眺めてみました


有章院霊廟二天門も空襲を免れました
有章院とは七代将軍家継のこと
家継はわずか4歳で将軍職に就き
8歳でなくなっています







東京を描く建築遺産INDEX