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静岡新聞東京支社、ルイ・ヴィトン並木通り店:銀座現代建築散歩 |
外堀通りの南の端近く、高速道路の脇に奇妙な形のビルが立っています。静岡新聞東京支社ビルです。これを設計したのは丹下健三、竣工は1967年。五十年以上前の建築物ですが、いまだに斬新な印象を与えます。静岡新聞以外に、静岡放送局、山梨日日新聞、山梨放送のオフィスも入っています。 設計思想は、メタボリズムを建築理論に取り入れること。メタボリズム建築というのは、建築物に固定した機能を与えるのではなく、時代の変化にしたがって成長変化する余地を残しておこうというものです。具体的には、幹となる部分から枝のようなものをにょきにょき生えさせたり、複数の建物を一体的に結合する余地を残しておこうというものです。 上の写真は、やや斜め角度から見上げたもの。円形の幹を中軸として、そこから枝のように伸びている階が結合しています。枝の部分の階にいる人は、鳥になった気分が味わえるでしょう。 これは、屋上方向へ焦点をあてたもの。幹から枝がはえる様がよく見えます。 これも、屋上に焦点をあてたもの。見れば見るほど不思議な印象を受けます。 (ルイ・ヴィトン並木通り店) 銀座七丁目の並木通り西側に、前面ガラスで覆われたシュールな感じのビルが立っています。ルイ・ヴィトン並木通り店です。近年、並木通りにも高級ブランドショップが進出してきましたが、このビルは、並木通りでもっとも目立つビルです。 もともとこの地にあたヴィトン・ショップを改築したものです。設計は青木淳、竣工は2021年です。 上の写真は、斜め角度から眺めたもの。ご覧のとおり、全く窓がなく、前面ブルーがかった色のガラスで覆われています。 これは、縦の角度から眺めたもの。ガラスの面積を増やすために、エントランスは端のほうでまとめられています。 これは、そのエントランス部分に焦点をあてたもの。普通のエントランスのイメージとは、かなりかけはなれています。 |
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