TOKYO
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王子権現・名主の滝



王子神社の由緒については先述したとおりですが
古くからこの地域の鎮守として 人々の信仰を集めてきました
毎年8月には例大祭が催され 王子田楽が奉納されます
また年の瀬には 熊手市が開かれます


境内にそびえる大イチョウ
昭和14年に都の天然記念物に指定されたほどの老木です
大正年間の実測でも 胴回り6.4米、高さ19.7米もあったそうです


王子神社境内から音無川方向を眺めた構図


王子神社から森下通りを歩いていくと 
左手の斜面にそって 王子稲荷神社が見えてきます
非常に古い神社で 源頼義奥州戦役のみぎり 戦勝を祈念し
関東稲荷総司として崇敬したとされます
毎年大晦日の夜には 関東一円の稲荷神社から狐たちがあつまり
年越しの参拝をすると伝えられています


名主の滝は 幕末嘉永年間 王子村名主畑野孫八が自邸に開いた庭園です
町人の開いた庭園には向島百花園などがありますが
自邸に大規模な庭園を開いたのは 珍しい例といえます
人工の滝が目玉になっており その見事さは 音無川にかかるものと並んで
王子七滝と称されるに至りました


名主の滝は今は区の管理する公園として
付近の人びとの憩いの場となっています


男滝は最も大きな滝です


女滝


独鈷滝


三平坂は名主の滝から台地の上へと通じる坂
この辺の変化に富んだ地形がよく伺われます




広重画「王子不動之滝」
王子七滝の一つ 不動之滝を描いたもの







王子駅飛鳥山音無川王子権現

東京を描く東京風景写真王子・飛鳥山